勇者の外側、何もないリースが少しずつ成長していく物語

「あの人、勇者の物語にいない」という題名からどういう意味なんだろうなあ、とずっと考えて、やっとキリのいいアイゼン章まで読み進めたのでおすすめさせていただきます。

物語の主人公は5番目でハブられてしまったリース。
パーティメンバー4人って決まってんのかあ、としょんぼりなところからスタート。
最初の方はどうしても主人公鬱気味になりそうな可哀想扱いを受けておりますが、物語が進むに連れて主人公は少しずつ成長していく。

バトルシーンは完結に纏められているのでイメージしやすく、地の文はライトなので読みやすいです。

作者様が翻訳しながら執筆されているので、タイ語から日本語に翻訳してここまでスケールの大きいファンタジーが書けるのはセンスだなあと感嘆するばかりです。

続きが気になる展開がどんどん進むので飽きずに読み進められますよ✨伏線はまだまだありそうです。

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