概要
お前にだけは見せられる
高校二年生の松平葵(まつだいら あおい)は、クラスの隅っこで読書に耽る優等生。放課後は一人教室に残り、勉強をしていることになっているが、実際は趣味で小説を黙々と書いている。
梅雨時のある放課後、ひょんなことからクラスの一軍男子、月山瀬名(つきやま せな)に小説の原稿を読まれてしまう。しかも、自分の小説の一部を彼は魅力的に演じており、瀬名の意外な一面に葵は動揺して……
同じクラスなのに、関わりはほぼゼロ。放課後だけ、誰にも内緒で過ごす二人の青春×創作ブロマンス。
小説と芝居。俺たちは、クラスメイトや友達に言えない秘密を共有している共犯者で、お互いの熱にあてられているんだ。
第一部は15話で完結です。幕間、第二部は随時更新します。秋、冬、これから書きます。
お耽美な文体に作者はしたい
梅雨時のある放課後、ひょんなことからクラスの一軍男子、月山瀬名(つきやま せな)に小説の原稿を読まれてしまう。しかも、自分の小説の一部を彼は魅力的に演じており、瀬名の意外な一面に葵は動揺して……
同じクラスなのに、関わりはほぼゼロ。放課後だけ、誰にも内緒で過ごす二人の青春×創作ブロマンス。
小説と芝居。俺たちは、クラスメイトや友達に言えない秘密を共有している共犯者で、お互いの熱にあてられているんだ。
第一部は15話で完結です。幕間、第二部は随時更新します。秋、冬、これから書きます。
お耽美な文体に作者はしたい
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!陶酔するってこんな気持ち⁈
耽美な文体に引き込まれて六話まで一気に読んでしまった。
放課後の教室で一人、小説を書いている男子高校生の葵、その原稿をクラスの一軍のトップに君臨する瀬名に読まれてしまうところから物語は始まる。
優等生だが友達のいない葵、瀬名とは生きる世界が違うと感じていたが、互いの秘密を共有することで、二人の心は近づいていく。
感受性に溢れる流麗で耽美な文章に圧倒され、二人のキャラ、とくに瀬名の艶然とした魅力に陶酔した。
人物描写や心理描写に使われる言葉がありきたりでも陳腐でもなくて新鮮だ。
作者はお若い方でU24作品。私には到底書けない瑞々しい純文学の、将来有望な作家をここにまた一人発見した。
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