その物語は理不尽な裁判から始まる

ただの学生であったほたるは謎の男に襲われる。ところが彼女を『シュシモチ』と呼び、暴漢は霧散する。次に目覚めたのは、牢獄の中だった。

何も分からないまま被告人として裁判の場に立たされる。彼女を取り囲み者たちは、人間ではない。
何と全員が吸血鬼だという。疑いの余地のない証拠を見せられて、否が応でも信じることになる。
彼らの法律に則り、束の間の猶予を与えられる少女。ほたるを『種子持ち』にした吸血鬼を見つけなければ、いずれにせよ彼女は死ぬ。

人と吸血鬼が交わり、ほたるはどういう運命を辿るのか。
異種族とのあいだで少女は揺れ動く。