『アイスクリームのうた』をモチーフに、身隠し王子と従者が最高のアイスクリームを届ける短編作。
ヒューマンドラマ兼、ずっと追いかけたくなる2人のブロマンス要素が推せます。
行っては戻り、アイスを届けて上機嫌になれば、向かう先々でかわいいトラブルが発生する。
人懐っこい王子と、クールな従者の掛け合いが見ていて飽きません。
アイスクリームという嗜好品。
本作においては、これが必要なのは子どもや大人ではなく、もっと優しい心からきています。
ほんのひと匙、そのひと口で、笑顔は生まれる──
アイスが溶ける前に読み終えられます。
お店の満足度☆5つつけたくなるアイス屋さん(作品)でした。
是非ご一読を🍨⸝⋆⸝⋆
金髪の青年と、黒髪の青年。
ふたりは不思議な乗り物に乗って、冷たくて美味な、不思議な食べ物を売っている。
乗り物は軽トラック、売っているのはアイスクリームだ。
これは、それらの名前を知らない姉弟と、不思議なアイス屋さんの物語。
アイス屋さんの出会うのはたったふたり、ある姉と弟なのですが、この1話だけで結ばれていてよかったと思っています。
そりゃもちろん、連作短編としていろいろなお話を読みたいですが、こんな調子でいろいろと展開されたらティッシュがなくなってしまいそうです。
「お代はあなたの笑顔です。」──キャッチコピーの後半です。
こんな人たちを何話も何話も読んだら、本当、ティッシュがなくなってしまいます。
……なんて言いながらも、またこのアイス屋さんに会いたいと思っている自分がいます。
またいつか、会えますように!
「ふっふふん、ふんふふーんふん、ふっふふふん…♪」
あら、どこかから鼻歌が……?