救世主、救います。

高校生の暮雲正愛は神秘と呼ばれる異能を保持する少年だった。しかし、神秘を隠しながら平凡に生きていた。

しかし、ある日一通の手紙を受け取ったことで正愛の運命は変わった。手紙に従い向かった場所では、クラスメイトの天才少女、神代結縁が異形と呼ばれる怪物と戦っていた。

関わり合いになりたくないと、逃げようとした正愛だったが逃げ遅れ見つかり、更には、脅迫までされ巻き込まれてしまう。

神様との交渉に試練、キュウビの討伐。
結縁と関わっていく中で見えてくる普通の少女の姿に正愛は背中を押していいのかと悩んでしまう。

己のトラウマ、結縁の覚悟。
正愛の出した答えは―――

第１章　神に愛された少女