転生先は母の夢小説! 元気ハツラツヒロイン、物語補正と衝突してその先を
- ★★★ Excellent!!!
カクヨムコンテスト11、エントリー作品。しかし、もっと読まれるべき。そんな名作です。
兎に角、元気溌剌ヒロインを書かせたら、カクヨム随一と推している弥生 知枝先生の最新作。その舞台は、現実世界………転生前のヒロイン、その実母が書いた夢小説!
ちなみ夢小説とは、作中の登場人物(特にヒロインと、ヒーロー等)の名前を読者が自由に設定できる小説です。懐かしい!
レビュワーは昔、RPGゲームで同じことをして。ヒロインに好きな子の名前を、NTRたのは良い想い出です。
――閑話休題――
悪役令嬢への転世は数あれど。本作もご多分に漏れず、転生した先はザマァ・ターゲット。欲しがり義妹のルチアとなったワケですが。
本作、何がすごいって、この世界はお母さんの夢小説。ヒロイン、ルチアは展開を思い出しながら「脱・悪役離脱計画」を進行させるワケです。でも、見えざる物語補正が働きます。
序盤では母親が、兎に角、夢小説上の正ヒロインをイジめるわけです。
ルチアさんが、抵抗しようとすればするほど、あの手この手で。
そのしつこさたるや、正ヒロインと義母・義妹によるショートコント(失礼
精霊さん(この精霊さんが兎に角かわいい)の助けを借りながら。そしてヒーローと思わしきあの人の注目を浴びつつ、さらにあの手この手を模索するルチアさん。本当に応援したくなる!
さらにあらすじでは、物語とは別の道を歩み始めたルチルは、やがて前世の父母の気配を感じる人間に出会い――。
と、あります!
すでに7万字書かれている作品ですが、どう物語が変化していくのか、予測がつきません。この冬注目の転生「夢」ファンタジー。
ルチアが見る夢は、希望か。悪夢か。
元気ハツラツヒロイン。物語補正と衝突して、その先を――。
まだ、間に合う。