概要
傘が一本ふえるたび、この家から何かがひとつ消えていく
母は雨の朝、かならず玄関のたたきで傘を二回ふった。外の人にかからないように、と。ある日から、買った覚えのないビニールがさが一本ずつふえはじめる。ふえた数だけ、家からものが消えていく。サンダル、眼鏡、そして母。増えつづける傘の前で、娘は母と同じ手つきをおぼえる。救いのないホラーで、後味は良くありません。
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