概要
電波の死んだ近未来の大阪。片腕が義体の男が、その日暮らしで生きている。
戦争に負けて、電波が死んだ。
塔は倒れたまま、誰も片付けない。
オーサカの南。男は日雇いで柱を抜き、薬の残りを数えて眠る。右腕は外さなければ眠れない。顎も外れる。名前は、どこかで捨てた。
街の連中は、顎の裏の刻印を読んで男をデゴハチと呼ぶ。
ある夜、袋小路に追い詰められた男の肩から、見たこともないものが伸びた。
この街の夜は長い。
塔は倒れたまま、誰も片付けない。
オーサカの南。男は日雇いで柱を抜き、薬の残りを数えて眠る。右腕は外さなければ眠れない。顎も外れる。名前は、どこかで捨てた。
街の連中は、顎の裏の刻印を読んで男をデゴハチと呼ぶ。
ある夜、袋小路に追い詰められた男の肩から、見たこともないものが伸びた。
この街の夜は長い。
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