文明が滅びて百年後の世界を舞台にした、王道スーパーロボット小説。
序盤から少しずつ世界の異常や主人公・バンの秘密を積み上げていき、満を持してバンカイオーが登場する流れがとにかく熱いです。70〜80年代のロボット作品を思わせる「こういうのが見たかった!」という展開が随所にありながら、文明崩壊後の世界というSF設定もしっかり作り込まれています。
また、各キャラクターのイラストが作られていて、とてもいいなと思いました。
王道ロボットものが好きな方はもちろん、「昔の熱いロボット作品を今の小説で読んでみたい」という方にもおすすめしたい作品です。
文明崩壊から百年後の世界。
食堂を営む少年・バンと、巨大ロボット『バンカイオー』を巡るSF物語です。
【どこか懐かしく、熱い!】
王冠を戴き、真紅のマントをなびかせるバンカイオー。
巨大怪獣と真正面からぶつかり合う姿には、昭和のスーパーロボットを思わせる熱さがあります。
【主人公にも大きな謎が】
一見普通の少年に見えるバンですが、本人さえ知らない秘密があるようで……。
バンは何者なのか。そしてバンカイオーとどう関わっていくのか。
懐かしくも熱い巨大ロボと、少しずつ明かされる謎が気になる物語です。
この作品は、巨大ロボットや異能といった派手な要素の根底に、「誰かを守るために立ち上がる」という真っ直ぐなテーマが流れている作品だと思います。
特に印象に残ったのが、さやかが銃を向けられた際、バンが迷わずその前に立つ場面です。自分が傷つく危険よりも目の前の人を守ることを優先し、それを特別な英雄的行為としてではなく、自分にとって当たり前のこととして受け止めているところに、主人公の芯の強さがよく表れていました。
もう一つ印象的なのが、巨大な怪物が街へ迫る中、健太郎がついに「バンカイオー」を呼び出す場面です。それまで少し掴みどころのない人物だった健太郎の過去と、序盤から積み重ねられてきた謎が一気に巨大ロボットという作品の顔へ結びつくため、非常に気持ちのよい展開でした。
単なる巨大ロボット対怪獣ものではなく、平穏な日常の中に埋もれていた過去や、世代を越えて受け継がれていく「正義の味方」という存在そのものを描こうとしている点にも、この作品ならではの魅力を感じます。
序盤までの紹介となりますが、バン自身の過去とバンカイオーの関係、そして彼らの「正義」がどのような物語へつながっていくのか、これからも追いかけて行きたいと思います
※第一章までの感想です
昭和時代の実写ヒーローものやロボットアニメの要素がふんだんに盛り込まれたお話。
それなりの年代の方なら懐かしさを感じるかもしれません。
でも単にヒーローが出てきて、ロボットが出てきて……だけではありません。
一度崩世界が壊した後の時代……という世界観の作りも緻密で、その環境が今後の話にどう繋がるのかが気になる設定になっています。
主人公の日常から人間同士のバトル、そして迫力のロボットバトルへつながる展開が、戦隊ものを見ているかのような熱量の高さで盛り上がっていく。
子供のころ、戦隊ものやロボットものをワクワクしながら見ていた……という方々にぜひ読んでいただきたい作品だと思います。
70〜80年代のスーパーロボット作品へのオマージュが随所に感じられて、読んでいて「こういうの好き!」となる作品でした。
文明が滅びた世界という重めの舞台設定なのに、主人公たちの掛け合いやテンポが良くて、どんどん読み進められます。
特に巨大ロボットが登場してからの「いよいよ来たか!」というワクワク感がすごいです。昔ながらの熱いロボット作品が好きな人はもちろん、最近の作品しか知らない人にも読んでほしい作品だと思いました。
一話が短めなのでスキマ時間にも読みやすく、気づいたら次の話を開いてしまいます。
これからバンカイオーがどんな活躍を見せてくれるのか、続きが楽しみです!
興味があればぜひ私の作品も評価してもらえると嬉しいです!
執筆頑張ってください!