概要
囚われているのは、俺じゃなかった。
俺には、他人に視えないものが視える。
人の首に浮かぶ死の予兆も、呪いの白い蛇も——そして、生まれつき俺の首に嵌まる銀の首輪も。鏡には映らず、俺以外の誰にも見えず、触れられない。
高校二年の五月、隣の席の彼女に白い蛇が憑いた。それを皮切りに、死の予言、丑の刻参りと、学校では怪異が連鎖していく。オカルトを信じない現実主義者・一条茜、同じものが視える委員長・藤崎美玲とともに事件を追ううち、俺はひとつの事実に突き当たる。呪いはいつも、俺の周りにだけ落ちる。俺自身には、一度も。
糸を手繰った先にあったのは、母が帰らなくなった山あいの村。盆の前に「山を閉じる」祭と、二百年守られてきた封印だった。
——銀の首輪が何なのか。なぜ俺だけが素手で怪異に触れられるのか。答えは最初から、俺の首に掛かっていた。
人の首に浮かぶ死の予兆も、呪いの白い蛇も——そして、生まれつき俺の首に嵌まる銀の首輪も。鏡には映らず、俺以外の誰にも見えず、触れられない。
高校二年の五月、隣の席の彼女に白い蛇が憑いた。それを皮切りに、死の予言、丑の刻参りと、学校では怪異が連鎖していく。オカルトを信じない現実主義者・一条茜、同じものが視える委員長・藤崎美玲とともに事件を追ううち、俺はひとつの事実に突き当たる。呪いはいつも、俺の周りにだけ落ちる。俺自身には、一度も。
糸を手繰った先にあったのは、母が帰らなくなった山あいの村。盆の前に「山を閉じる」祭と、二百年守られてきた封印だった。
——銀の首輪が何なのか。なぜ俺だけが素手で怪異に触れられるのか。答えは最初から、俺の首に掛かっていた。
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