概要
彼の藍色の目をみて、彼の愛称を呼びたい・・・焦がれた、その名を
砦街カザオト――そこは、風を司る風使いたちが民を護り暮らす。次代の疾風城城主を目指す少女・凛俐(りんり)は、民の前では気丈に振る舞う城主候補。けれど、彼の前でだけは、いつも通りの自分でいられない。
そんな凛俐の前に現れたのは幼馴染の久藍(くらん)。かつて王宮の宮殿で共に育ち、誰よりも焦がれたひと――。
しかし、二年前のある事件で、久藍は凛俐を軽蔑の瞳で見下ろし、凛俐もまた彼の麗しい藍色の目を見ることも、その名を呼ぶこともできなくなっていた。すれ違う二人の間に、黒猫がもたらす不穏な「黒い手紙」が凛俐に血と向き合うことを迫る。カザオトの民を護るため、そして久藍へのトラウマを乗り越えるため、凛俐は封印してきた『もう一つの血の力』を解き放つ決意をする。激動の戦闘と陰謀の渦中、久藍は不器用なほどの
そんな凛俐の前に現れたのは幼馴染の久藍(くらん)。かつて王宮の宮殿で共に育ち、誰よりも焦がれたひと――。
しかし、二年前のある事件で、久藍は凛俐を軽蔑の瞳で見下ろし、凛俐もまた彼の麗しい藍色の目を見ることも、その名を呼ぶこともできなくなっていた。すれ違う二人の間に、黒猫がもたらす不穏な「黒い手紙」が凛俐に血と向き合うことを迫る。カザオトの民を護るため、そして久藍へのトラウマを乗り越えるため、凛俐は封印してきた『もう一つの血の力』を解き放つ決意をする。激動の戦闘と陰謀の渦中、久藍は不器用なほどの
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- ★★★ Excellent!!!守りたい場所がある――少女が“もう一つの血”と向き合う風の群像劇
砦街カザオトは、風を司る風使いたちが民を護る専守防衛の街。
次代の疾風城城主を目指す凛俐(りんり)は、現城主の背中を追い、仕事と鍛錬に励む真っ直ぐな少女。
しかし、王城監督官・久藍(くらん)の来訪が、彼女の心を大きく揺らす。
二年前の出来事以来、久藍の目を見ることも名を呼ぶこともできない――
この“名を呼べない”という繊細なトラウマが、物語に静かな痛みを落とす。
そんな中、カザオトに届く怪しい手紙。
専守防衛の国に忍び寄る魔の手。
半人前の風使いである凛俐は、街を護るため、そして自分自身を取り戻すために、抑えてきた『もう一つの血の力』と向き合うことになる。
五花共和国には、水使い・焔使い…続きを読む