概要
雨が止んだ坂道で、あの日伝えられなかった想いが再び動き出す。
高校二年生の春、私は雨上がりの坂道で、初恋の相手である幼馴染の湊と再会した。四年前に遠くへ引っ越してしまった彼。あの頃、伝えられなかった「好き」という言葉は、雨粒と一緒に空へ溶けていったはずだった。けれど、濡れたアスファルトが陽光を反射するその場所で、彼が差し出したのは、あの日と同じ不器用な優しさだった。湿った空気と花の香りに包まれて、二人の時間は再び動き出す。すれ違い、重なり、少しずつ距離を縮めていく瑞々しい恋の行方。雨上がりの坂道が繋ぐ、切なくて愛おしい青春の記憶と、現在進行形の恋模様を描く、胸キュン必至のラブストーリー。
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