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- ★★★ Excellent!!!地下鉄の空席が意味する恐怖………
満員の地下鉄で、なぜかポツンと一つだけ空いている不自然な席。
誰もが本能的に避けるその場所に、トンネルの闇で「鏡」となった車窓からだけ、本を読み耽るメガネの女性が姿を現します。
日常の「あるある」から始まり、静かに、しかし確実に狂っていく車内の空気感がたまりません。
ただの幽霊譚ではなく、ラストで明かされる「女性が読んでいた本の内容」と、そこから一気に繋がる時間と空間のギミックには、思わずゾクッとさせられました。
1,500文字程度とさらりと読める短編ながら、読み終えた後は、いつもの通勤・通学電車が少し怖くなるような、極上の恐怖の余韻に浸れる一作です。
ホラー大好物な方にはぜひお…続きを読む - ★★★ Excellent!!!それは彼女の席だから……。
電車で通勤または、通学をしている人間であるならば、
一度は経験したであろう経験。
かといって、なかなかその日の話題になるほどでもない、ちょっとした経験のくせに、
一度起きたら脳味噌にシミのようにこびりつく経験。
私も何度か体験したことがある。
満員度百%超えの電車で、なぜか空席があり、満員のことを考えるなら誰か座るべきなのだが、
どういうわけか誰も座らず、自分もまたなぜか座ろうと思ったことがない。
アレはどういうことなんだろう?
と、私も常々考えていた。
ジャパニーズ特有の、譲り合い探り合いの精神が複雑に絡んだ故の事かそれとも、
何か理由があるのか?
…続きを読む - ★★★ Excellent!!!この作品も凄い。時間の逆転現象をホラーにしています。
二ノ前先生の作品に、外れは無いと、いつも言っていますが、
この作品も、読者の意表を鋭く突く作品です。
この小説に出てくる主人公は、一種の、未来を見ていた……。
これ以上書くとネタバレになりますので、書けませんが、
最後の最後で、全ての、怪奇現象が、物語の中で、回収されます。
最早、時間の逆転現象としか、言うしか有りません。
ですが、SFでも無くて。完全なホラー小説なのです。
ホラーであって、まるで、SF小説を読んだような、不思議な時間の流れです。
もう一度、言います。
実に不思議なホラー小説です。是非、御一読、してみて下さいね。