概要
黒い欠片が鳴る時、消えた艦隊が帰る
辺境宙域を巡回する共和国宇宙軍の古い哨戒艦《カスミ》。
その副長、神谷レイ中尉は、軽口ばかり叩きながらも、民間人を見捨てられない軍人だった。
ある日、《カスミ》は民間貨物船《セレナ》から救難信号を受信する。
海賊船三隻に追われる《セレナ》を救うため、レイたちは損傷覚悟の救援戦闘へ突入する。
だが、海賊の狙いは貨物船そのものではなかった。
《セレナ》の第三貨物区画には、共和国辺境研究局が管理する謎の封印貨物が積まれていた。
その中にあったのは、黒く、底の見えない結晶――“黒い欠片”。
レイがそれに触れた瞬間、欠片は目覚める。
彼の意識は、星の光さえ沈む黒い海へと落ちていく。
そして、四年前に消失したはずの調査船《ルミナス》と護衛艦群が、宙域に帰還する。
味方なのか、敵なのか。
研究所は
その副長、神谷レイ中尉は、軽口ばかり叩きながらも、民間人を見捨てられない軍人だった。
ある日、《カスミ》は民間貨物船《セレナ》から救難信号を受信する。
海賊船三隻に追われる《セレナ》を救うため、レイたちは損傷覚悟の救援戦闘へ突入する。
だが、海賊の狙いは貨物船そのものではなかった。
《セレナ》の第三貨物区画には、共和国辺境研究局が管理する謎の封印貨物が積まれていた。
その中にあったのは、黒く、底の見えない結晶――“黒い欠片”。
レイがそれに触れた瞬間、欠片は目覚める。
彼の意識は、星の光さえ沈む黒い海へと落ちていく。
そして、四年前に消失したはずの調査船《ルミナス》と護衛艦群が、宙域に帰還する。
味方なのか、敵なのか。
研究所は
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!居眠り副長が体当たりを決断する古い哨戒艦の熱さ
第1話の掴みが完璧だ。
「副長、起きてください」「起きている」「寝息が聞こえました」「深い考え事だ」——このやり取りだけで、副長・神谷レイという人物の全てが伝わる。軍人なのに居眠り、軽口を叩きながらも冗談と仕事はきっちり切り替える。このキャラクターが一話の間ずっと気持ちよく動き続ける。
艦長の田中マサト少佐も素晴らしい。現れた瞬間に状況を把握し、「助けるぞ」の一言だけで艦橋の空気を決める。説明過多にならず、行動で人物を語る書き方が上手い。
そして何より、体当たりの決断だ。撃てない、援軍も間に合わない——追い詰められた中でレイが絞り出す「体当たりを進言します」という言葉の重さ。古くて小さ…続きを読む