最初の数話で、主人公がどう生きたいのか等、方針のようなものがあったので、その主人公に沿った安定した活動や、出会いをしていく物語だと思っていました。
しかし、1章の途中からイベントに次ぐ、イベントの目白押し。
2章の85話まで読みましたが、安定した生活とは無縁です。
スローライフ系を読みたい方は、ちょっと注意かもです。
また、イベント毎以外の主人公の活動を少々端折ってる部分があるのが気になる所です。(特に2章)
もう少し、主人公とキャラ同士の会話だったりをダイジェストにせず見せて欲しいなと感じる部分がありました。
今後の展開も期待しています。
第一章読了したのでレビューを。
過酷な環境に転生した主人公がそこから抜け出し、ダンジョンがある迷宮都市で探索者として身を立てていくお話し。
第一章ではどうやら隠された才能があるらしい主人公ですが、慢心することなく慎重に生活基盤を固めていきます。
異世界ダンジョンものでは少年漫画的冒険活劇を期待しがちですが、本作ではデビューしたての新米探索者達が悩み衝突し、挫折して成長する姿をじっくりと描いています。丁寧で落ち着いた文体が主人公達の生活にリアリティを与えており非常に魅力的です。
一方、第一章18万字という文量ながら舞台を「ダンジョン都市」にしただけで、「よくある若者の挫折と成長」を描いて終わってしまった点が残念でなりません。
現実的というよりむしろ「冷笑系」な主人公と、それを補完するような地の文も相まって他の登場人物の苦悩や決断に感情移入し辛く、単に主人公を取り巻く環境の厳しさが説明されただけの印象です。
レビュー時点で一万を越える星は、およそ1ヶ月半かけて存分に語られた舞台設定に対する期待のあらわれでしょう。
テーマが意欲的なだけに今後主人公がどのような出会いや別れを経験し成長していくのか、第二章以降の展開が楽しみです。