タイトルにある『イーリスの箱庭』という言葉通り、真っ白なキャンバスにディテールが書き加えられ、精巧なジオラマが完成していくかのような映像美が素晴らしいです。しかし、世界が豊かで暖かく、命に満ちていくほどに、逆に主人公の「動けない」「思考が曖昧になる」という異質さが際立ち、美しい楽園の中に冷徹な断絶が浮き彫りになっていく構成が見事です。
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