概要
大市は仕切れる。恋の気配は読めない非モテの明日はどっちだ。
白露の都じゅうの人気店が集まる、秋の大市。
治部省の若役人・堤大伍(つつみ、だいご)は、出店の割り付けと区割りを任され、朝から辻広場で縄を張っていた。
店主たちの苦情を聞き、人の流れを考え、淡々と市の準備を進める大伍。
仕事はできる。
大市も仕切れる。
ただし、縁談の返事は一通も来ない。
そんな大伍に、刺繍職人の千夜が差し出したのは、白い雲取りと金の蝙蝠扇が刺された紺色の襟巻き。
これは親切か、それとも。
本人だけがちっとも分かっていない、非モテ役人の秋の一日。
治部省の若役人・堤大伍(つつみ、だいご)は、出店の割り付けと区割りを任され、朝から辻広場で縄を張っていた。
店主たちの苦情を聞き、人の流れを考え、淡々と市の準備を進める大伍。
仕事はできる。
大市も仕切れる。
ただし、縁談の返事は一通も来ない。
そんな大伍に、刺繍職人の千夜が差し出したのは、白い雲取りと金の蝙蝠扇が刺された紺色の襟巻き。
これは親切か、それとも。
本人だけがちっとも分かっていない、非モテ役人の秋の一日。