『幻夢』シリーズの裏側を覗ける、面白い構成のエッセイでした。AIとの相談を実際の流れで見せることで、固有名詞ひとつ、擬音語ひとつにどれだけ気を配って書いているかが伝わってきます。ただ、最後まで読むと、ここで明かされている「裏設定」自体が本当なのか、それもまた一つの仕掛けなのか分からなくなる作りになっていて、そこが一番おもしろいところだと思いました。エッセイなのに、最後まで著者の手のひらの上にいる感覚が抜けません。『残煙』『漂流』を読んだ後にこれを読むと、文章ひとつひとつの選択の重みが増して、シリーズ全体がより楽しめます
とても興味深く読ませていただきました。作者様の作品へのこだわりや、一つひとつの表現を丁寧に積み重ねていく過程が伝わってきます。創作の裏側を知ることで、作品を読む楽しさがさらに広がるように感じました。創作に興味のある方にもおすすめしたいエッセイでした。
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