概要
ずっと言えなかった想いを今、君に。
月浦透(つきうら・とおる)は、親友の中野春(なかの・はる)に密かな恋心を抱いていた。
ある日喫茶店を訪れた二人。共通の趣味である読書の話をしながら、透はずっと気になっていたある質問を、意を決して春に行う。それは「好きな人がいたんじゃないのか」、そして「彼女がほしいと思わないのか」というものであった。玉砕を覚悟していた透だが、春は思いの外あっさりと「諦めたよ」「仕事(本業)と執筆活動が忙しくてそれどころではない」と答える。
安堵する透だったが、親友の恋路が上手くいかなかったことを一瞬でも喜んでしまった自分に対し、強い自己嫌悪に陥る。
そんな透に対し、春は「そっちはどうなんだ。いい人はいないのか」と逆に問いかける。透が春と同じ考えであることを伝えると、透の気持ちを知ってか知らずか春は「老後は2人
ある日喫茶店を訪れた二人。共通の趣味である読書の話をしながら、透はずっと気になっていたある質問を、意を決して春に行う。それは「好きな人がいたんじゃないのか」、そして「彼女がほしいと思わないのか」というものであった。玉砕を覚悟していた透だが、春は思いの外あっさりと「諦めたよ」「仕事(本業)と執筆活動が忙しくてそれどころではない」と答える。
安堵する透だったが、親友の恋路が上手くいかなかったことを一瞬でも喜んでしまった自分に対し、強い自己嫌悪に陥る。
そんな透に対し、春は「そっちはどうなんだ。いい人はいないのか」と逆に問いかける。透が春と同じ考えであることを伝えると、透の気持ちを知ってか知らずか春は「老後は2人
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