概要
その笑顔が、嬉しくて。
孫のサラちゃんに誘われて、幼稚園の運動会へ向かったじいじとばあば。
転んで泣きながらも、一生懸命走る小さな背中。
その姿を見つめながら、ふと思い出す娘の小さかった頃――。
『よーいどん』
春の空の下、家族の優しさと成長を描いた心温まる物語。
転んで泣きながらも、一生懸命走る小さな背中。
その姿を見つめながら、ふと思い出す娘の小さかった頃――。
『よーいどん』
春の空の下、家族の優しさと成長を描いた心温まる物語。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!見守ることができる今だから、気づける幸せがある
子どもが一生懸命走る姿は、それだけで胸を打ちます。
転んで、泣いて、それでも自分で立ち上がって、もう一度前へ進む。
幼稚園の運動会という、どこにでもありそうな一日の中で描かれるサラちゃんの姿は、小さな身体いっぱいに「成長する力」を感じさせてくれました。
けれど、この物語で私がとても心に残ったのは、そんなサラちゃんを見つめる“じいじ”の眼差しです。
娘を育てていた頃は、仕事をして、家へ帰って、気づけば一日が終わる。
毎日が必死で、本当にちゃんと向き合えていたのかさえ、今でもわからない。
けれど時が流れ、今度は孫の成長を見守る立場になったからこそ、少し立ち止まって、小さな変化を喜ぶ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!はずれが無い。
香月深青先生は、はずれが無い作者様です。
「お母さんありがとう」「優しい嘘」「先生あのね」「蒼い月」「会いたかった」「派遣さん」どれも大当たり。
この方が素晴らしいのは、恐らく自身の体験ではなく(少しはあるかも知れませんが)、色んな立場の人間の視点になって、物語や心理の描写をされているところです。
本作は、何とジイジ。私は大いに共感しました。孫の可愛さがよく描かれています。でも、作者さんはお孫さんなんてまだまだの年齢。こういうところが、凄いなあと感心するのです。
「優しい嘘」のように号泣ものではありませんが、ほんわかと幸せな気持ちになれる一遍です。ああ、次の新作が待ち遠しい。