概要
ねんね、心ってどこにあるの
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!素晴らしい!とても美しい作品だと思う。
最初は「理解できない妹」と「妹をどこか恐れている姉」の物語として読んでいました。
しかし読み進めるうちに、妹が求めていたものは知識や正解ではなく、世界と自分自身を理解するための手触りだったのだと気づかされます。
そして最後、「心はねんねの手にあった」という言葉に、それまで繰り返されてきた「髪をさわって」という行為の意味が一気に結びつく。
見事としか言えません。
世界を理解できない妹と、妹を理解できない姉。
それでも長い時間、触れ続けてきた手だけは確かに二人をつないでいた。その関係性が胸に深く残ります。
「長い髪」という題も含め、読み終えたあとに物語全体がもう一度違った意味を持って…続きを読む