概要
一度も、傷つけてくれなかった。
一年に一度、思い出の遊園地を訪れる。恋人が待っているから。あの日の姿のまま、時間を止めて。
月波結様による自主企画
「📍【BLKAC2604】BL短編募集!お題『はじまり』🌸」に
参加させていただいています。
どうぞよろしくお願いします🙇
月波結様のホームはこちらです。
https://kakuyomu.jp/users/musubi-me
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!洗われないスニーカーと円環を降りるための呼吸
観覧車という装置は、小説を書こうとする人間にとってあまりに甘美で、同時にひどく危険な記号だ。密室、円環、上昇と下降。物語を完結させるための舞台装置が揃いすぎていて、下手をすれば作者の意図が透けて見える。この作者はその罠を知っていて、知った上で観覧車を選んでいる。
冒頭の三文目に「足を踏み入れる一瞬の揺らぎ」という描写がある。観覧車の情緒を語る前に、まず足裏が感じる不確かな物理法則から書き始めた。何年経っても慣れることのないその微かな重力の狂い。ここを書き飛ばさなかったことが、この作品の基準点になっている。情緒より先に身体がある、という順番の選択だ。
コーラの染みが残ったスニーカー。「帰っ…続きを読む