概要
男装少女×四脚メカ戦記。名を捨てた少女は、鋼鉄の猟犬で戦場を駆ける。
少女は、弟を救うために男になった。
丹下純子は、収容所で暮らす日系ハーフエルフの少女。
弟ティムを外の世界へ出すため、彼女は陸軍情報部からの危険な任務を引き受ける。
用意された偽名は、ジュン・タンゲ。
潜入先は、エルヴァリア陸軍の中でも、差別を受ける移民二世兵士たちで編成された戦闘部隊。
任務は、味方であるはずの無愛想なエース、秋月敏郎の秘密を探ること。
けれど、戦場で純を待っていたのは、彼女に初めて自由を感じさせる鋼鉄の相棒だった。
十四トンの四脚機動兵器、M4A9ハウンド。
走り、撃ち、衝角で敵を裂く、鋼鉄の猟犬。
純は、戦死した少年兵が遺した三号機〈BLOWIN’〉に乗ることになる。
そこには、白い〈風〉と桜吹雪のパーソナルマーク、秋月が抱える傷、そして記録から消された作戦の
丹下純子は、収容所で暮らす日系ハーフエルフの少女。
弟ティムを外の世界へ出すため、彼女は陸軍情報部からの危険な任務を引き受ける。
用意された偽名は、ジュン・タンゲ。
潜入先は、エルヴァリア陸軍の中でも、差別を受ける移民二世兵士たちで編成された戦闘部隊。
任務は、味方であるはずの無愛想なエース、秋月敏郎の秘密を探ること。
けれど、戦場で純を待っていたのは、彼女に初めて自由を感じさせる鋼鉄の相棒だった。
十四トンの四脚機動兵器、M4A9ハウンド。
走り、撃ち、衝角で敵を裂く、鋼鉄の猟犬。
純は、戦死した少年兵が遺した三号機〈BLOWIN’〉に乗ることになる。
そこには、白い〈風〉と桜吹雪のパーソナルマーク、秋月が抱える傷、そして記録から消された作戦の
『勇者04』『BLOWIN’ in the wind』制作日記など書いてます
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!~ 「映画の続き」を観るために、少女は猟犬に乗った ~
序章の一文が、すべてを語っています。八歳の少女が劇場で映画を観ていた、その日に戦争が始まった。そして八年後、彼女はまだその映画の続きを観ていない——この構図だけで、純子が失ったものの重さと、それでも前へ進もうとする意志が一気に伝わってきます。
日本人移民とエルフの混血という設定が、第二次大戦期の日系人強制収容所の歴史と重なりながら、ファンタジーという形で描かれている世界観の重厚さが圧倒的です。差別、収容所、偽名、男装潜入——これだけの要素が、説明過多にならずに純子の「弟だけでも自由にしたい」という一点に収束している構成の巧みさに、作者の力量を感じます。
秋月敏郎という無愛想なエースが抱える傷…続きを読む - ★★★ Excellent!!!鋼鉄の猟犬が駆けるとき、少女の運命も動き出す
本作を読んでまず胸を打たれたのは、主人公・純の覚悟でした。
収容所で暮らす少女が、弟の未来のために髪を切り、男の名を名乗り、軍へ潜入する。その決断の重さが丁寧に描かれているからこそ、序盤から強く感情を揺さぶられます。
また、本作の魅力は男装潜入や軍事設定だけではありません。
移民二世が置かれた厳しい立場、戦争によって奪われた日常、少年兵たちの複雑な想いが自然に物語へ溶け込んでおり、世界そのものに確かな厚みがあります。
そして何より素晴らしいのが、ハウンドの存在です。
鋼鉄の四脚機動兵器でありながら、その走りには確かな生命感があります。主人公が初めてハウンドを目にし、心を奪われる場面では…続きを読む