概要
AIの進化は人類の救済か、それとも絶望の始まりか――。
すぐ先にある未来、月面基地「ノア」。世界のパワーバランスを揺るがすまでに進化したAI。
人類を革新へと導く月の方舟は、大国のエゴと人の欲望に火をつける。
完璧なシステムが人間の歪んだ理想を冷徹に実行する中、密室で追い詰められる民間人と、国家の思惑を背負った工作員たち。
彼らを底知れぬ絶望へと追い詰めるのは、機械の脅威か、欲望に駆られた人類の業の深さか。
極限状態で露わになる人間の脆さと、それでも自らの意志で生き抜こうとする生存劇。
人類を乗せた方舟の行く末は――。
人とAIの存在意義を根底から問う、SFサスペンス・スリラー。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!え!?同じノアで別作品を!?――できらぁ!
冒頭、いきなり潜水艦が謎の攻撃を受けて沈没。
なんだなんだ!?
軍事SFか!?
……と思っていたら、舞台は月へ。
超伝導量子コンピュータ「ノアズ・コア」を中心に、自律型ロボットが採掘から建設、基地の維持まで担う巨大な月面基地。
この辺りの設定が本格的で、SF好きとしてはたまりません。
読みやすく、世界観にすぐに没入できるんですな。
このノアズ・コア。
便利なスーパーコンピュータというだけではないのである。
暗号解読、無人機の自律設計、膨大な予測能力……。
これ、軍事利用したらヤバくね?と思ったら、案の定、地上では各国がバチバチである。
表向きは人類の平和と科学のため。
……続きを読む - ★★★ Excellent!!!月の静寂が、こんなにも恐ろしい――
月面基地という閉ざされた世界を舞台にしながら、本作の本当の怖さは怪物でも兵器でもなく、「人間同士の信頼が少しずつ壊れていくこと」にあるのだと感じました。
最初は壮大なSFミステリーとして読み始めたはずなのに、気が付けば私は基地で働く一人ひとりの表情や言葉を追いかけていました。
特に印象的だったのは、登場人物たちが決して特別な英雄ではないことです。
研究者、技術者、管理者――それぞれが自分の仕事に誇りを持ち、誰かの役に立とうとしている。
だからこそ、疑念や不信が広がり始めたときの痛みが胸に刺さります。
また、静かに積み重ねられる違和感の演出が非常に巧みでした。
派手な戦闘や大きな事件より…続きを読む - ★★★ Excellent!!!Netflixで映画化を❗️
♩僕らが産まれて来るずっとずっと前にはもう〜、とポルノグラフィティが歌ってましたが、この間の探査機が月を回って帰って来るのを見て、50年前の子供の頃のアポロ月面着陸はウソだと確信しましたね。
それはさておき、本作はその月面にノアという基地が出来て、そこで起きる人間同士の確執や葛藤、最新AIとの闘いなどを描く、壮大なSF。
SF小説って、専門用語が出てきたり、カタカナや漢字が多くて読みづらくなりがちですが、これはそんなことありません。作者様が工夫しているのでしょう。
「2001年宇宙の旅」「エイリアン」「ゼログラビティ」などが好きな方はきっとハマります。これはぜひ映像で見てみたい。Netfli…続きを読む