逃げた果てに待つものは
- ★★★ Excellent!!!
愛するクズ男を殺し、25年間逃亡を続けた女を描いた本作。
すぐに捕まり情状酌量の余地をもらったほうが良かったのか、逃げて良かったのか、女はまだ答えを出せないでいる。
時効まであと8時間。
それをひたすら待つ女に、靴音が忍び寄る。
日本海の描写や女の心理など、とても美しい筆致で描かれています。
クズ男を愛してその果てに殺してしまったけれど、優しい笑顔が思い浮かぶという女。
あと8時間。
それを応援してしまう私がいました。
ラストを書き換えたと書かれていましたが、とても素晴らしい出来栄えになっていると思います。
旅情サスペンスを見ているような、重くはらはらする展開が見事でした…!
素敵な短編を読ませて下さってありがとうございます…!とても余韻が残るお話でした…!