「静謐」という言葉が内包する深さと、孤独の重みが丁寧に描かれており、失われたものが音として語られる構成が実に秀逸です。読み終えた後も余韻が長く残り、静かに心を揺さぶられる一篇でした。
名前:かみちん 肩書き:見習い小説家(非常勤天空界観測者) 主なジャンル: ・異世界ファンタジー ・現代ファンタジー ・神話 ・たまに現実逃避 好きな作…
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(213文字)
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(69文字)
静かに物語は進行するけど、その場面ごとに起きた音を逃すことはない。この物語に響く音は全てなつかしく切ない。最後に音がこの物語の場面を彩っていた事を改めて知る。秀逸な展開と思いました。
日常の生活音。普通の暮らしの中の音の情景は、在りし日々を思い起こさせるのです。本作は、作者である五五五 五さんの追想を記したエッセイです。静かな生活のなかで思い出の中の音が再出します。静…続きを読む
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