なんとも愉快なミステリー
- ★★★ Excellent!!!
文体が、なんともミステリーっぽく、けれども軽妙で洒脱で、読みやすく、時にジョーク混じりの会話が読んでいて心地いいです。
また、見た目が不味そうなのに、食べると美味しいものの描写が非常に愉快です。
フィアーとラズリーの関係も、甘くないのが楽しいです。
第一章では、ニコラス氏という料理人が、大食い野郎どもを一泡吹かせるべく一計を案じていますが、その動機に私は心から賛意を贈りたいです。
それにしても、フィアーが大好きなペリエ(炭酸水)は美味しいですよね。近ごろは為替レートの変動や裁判などがあり価格が上がり、置いてあるお店が減って寂しいです。
このレビューは第一章を読み終わった時点で書いております。続きを読むのも楽しみにいたしております。