概要
たとえ千年の時を隔てても、俺たちは何度でも恋をする。
北方の小国に生まれた白龍アルベリオは、幼くして故郷を滅ぼされた。龍同士の戦乱に巻き込まれ、雪原の街は戦火に焼かれ、仲間も家族も命を落とした。辛うじて生き残った彼の肩には、支配の烙印が刻まれる。以後、アルベリオは「災厄」として孤独に彷徨い続けることになる。
そんな彼が砂漠の辺境で出会ったのが、スラムで生活する青年コールだった。権力も地位もないただの人間。だが、弱い体で龍を前にしても退かず、必死に庇おうとするその背中に、アルベリオは戸惑いながらも救われていく。龍は人間を支配し利用する存在であるはずなのに、この人間は自分を「仲間」として受け入れようとした。
龍と国家は持ちつ持たれつの関係にある。龍の力は兵器として利用され、国の威信を背負うものとなる。王都では黒龍オルディアスが英雄視され、国王さ
そんな彼が砂漠の辺境で出会ったのが、スラムで生活する青年コールだった。権力も地位もないただの人間。だが、弱い体で龍を前にしても退かず、必死に庇おうとするその背中に、アルベリオは戸惑いながらも救われていく。龍は人間を支配し利用する存在であるはずなのに、この人間は自分を「仲間」として受け入れようとした。
龍と国家は持ちつ持たれつの関係にある。龍の力は兵器として利用され、国の威信を背負うものとなる。王都では黒龍オルディアスが英雄視され、国王さ