世界が反転し、八月の海は凍りついた。

非日常の中で、約束を守ろうとする二人の姿が淡く切なく描かれています。
ラストの静かな眠りへの誘いは、終末の予感であると同時に、完璧な夏の締めくくりのようにも感じられました。
余韻の残る、美しい短編です。

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