2035年の分岐点

物語は2035年の日本。
10年前の参議院選で起きた“選択”により、日本は真逆の2つの道を歩むことになった。
1. 一つは、極右勢力が国会を掌握し、排外主義と国家統制が進んだ**『強国ニッポン』**
2. もう一つは、本来の保守派が多数を占め、寛容と地域重視の漸進的改革を進めた**『共生の日本』**

物語は、ひとりのジャーナリストが並行世界を“記録”していく視点から描かれる。

白川 瞬（しらかわ しゅん）：40代の国際ジャーナリスト。
10年前の参院選で「耳ざわりの言葉」に違和感を覚え、現在は2つの分岐した日本を追っている。

結城 真帆（ゆうき まほ）：元高校教師。『強国ニッポン』では言論統制により職を追われ、『共生の日本』では地域教育のリーダーに。

如月 照彦（きさらぎ てるひ…続きを読む