病弱な少女・夢美が療養のため祖母の片田舎へ帰る。誰もの心を揺さぶる夏の日の小さな冒険のお話でした。片田舎の美しく風景が細やかに描写されており、読んでいるうちに不思議と懐かしさを覚えました。そして、病ゆえに孤独を抱える少女の切ない心の動きにぐっと心が惹かれます。友を得て、思い出をつくり、少しずつ活発になっていく主人公の心の動きがとても鮮やかさでした。読んでいるうちに、子どもの頃の自由で喜びと感動に満ちあふれていた大冒険の日々を思い出してしまう。いつまでも鮮やかに記憶に残る美しい夏の物語でした。
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