軍事国家では無能者でも、彼は無能でなんかなかった!

この物語は、軍事魔法国家グロリアスでは無能のレッテルを貼られてしまっている皇太子シリルが、でっちあげられた恥ずかしい罪で国を追放されるところから始まります。

その描写が読者をいきなり笑わせてきます!

戦闘に使えない「動物を懐かせる」魔法の才能しかない彼は、周囲から蔑まれ続けてきました。
そんな彼が、ひょんなことからドワーフの少女ドナと出会い、経営不振の「ぽんこつダンジョン製造所」の再建を手伝うことになります。(ぽんこつの意味は誤解しているようです…)

彼の魔法は、軍事国家では無価値とされてきましたが、ダンジョン製造という新たな舞台で、その真価を発揮していくことになる……
動物だけでなく魔獣とも心を通わせる力、そして皇太子として培ってきた政治的・戦略的な知見は、経営者としては不器用なドナの強力な支えとなる……

本作は、自身の境遇に葛藤を抱えながらも、ドナという最高の相棒と共に、新たな人生を歩み始めるシリルの成長を描いた王道ファンタジーです。

無能と蔑まれてきた少年が、居場所を見つけ、自らの才能を開花させていく姿は、読者の心を揺さぶることでしょう。
彼の魔法が、そして彼自身の存在が、いかにかけがえのないものであるかを証明していく様から、目が離せなくなります!

ぜひ、シリルとドナが織りなす、心温まる冒険の物語をお楽しみください。

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