中二病を全力で信じた結果、一番困ってるのが本人なのがずっと面白い。
設定がどうとか、ジャンルがどうとか、考える前に掴まれました。
暗黒神も、黄泉の眠りも、だいたい思ってた方向と違う形で殴ってくる。
特に黄泉の眠り。
暗闇に放り込まれて、現世を字幕付きリアルタイム視聴させられる。
しかも映るのがみゆき&晴香に脱がされる自分という地獄のライブ配信。
どうしてそうなった……
そしてみゆきのヒロイン力が強い。
何なら主人公より魔導書の設定把握してるし、真顔で状況整理してるのに、結果的にコメディだし。
中二病もここまで振り切っていると、むしろ美しい。
カオルくん、がんばって!
私は、いわゆる「真の厨二病」になったことがありません。
思春期特有の、大人から見るとちょっと痛いかも?と思われる思考は、多少あったかもしれませんが、ここまで派手な厨二病思考とは無縁でした。
「厨二病?わかるわかる!」…じゃない方の人間の意見も、書かせていただきましょう♪
私の持つ厨二病のイメージは、なんかそれっぽいポーズをキメて、それっぽいセリフを言って、カッコつける男子という、どちらかといえば外面重視のものでした。
しかし、この話では、厨二病の内面もしっかりと書いてある。
主人公・かおるくんの妄想自体が厨二病なのに、その設定が現実のものとなる世界観が、さらに輪をかけて厨二病。何重にも厨二病。どこから見ても厨二病。
これを女性作家が書いているのにも驚きました。
厨二病とは、思春期男子の専売特許じゃなかったんかい!とツッコんでみる。
主人公を作者さんと同じ名前にしているのも、作者さんの思考をそのまま書いているように感じられて、読んでいて楽しかったです。
ヒロインのみゆきちゃんも、ヒロイン力が高すぎる。
私の、作中一番の推しは、みゆきちゃんです。
読み始めから思いました。
これは映像化したら、映えそうだなと。
映像規制が入りそうなところが何ヶ所かありますが、バトルシーンは派手に描けそうな気がします。
厨二病じゃなかった人間からはとても新鮮で、「厨二病とはかくあるや」と、勉強になりました。
面白い作品をありがとうございました(。•ω<。)⭐️
一読すると、ハイクオリティ&ライトな現代ファンタジーです。
魅力的なキャラクターたち。一推しはみゆきちゃんですね!ヒロイン力が半端ない。
テンポの良いバトルシーン。作者様の筆力が光ります!
笑いもあります。お腹が捩れるくらいに笑っちゃいます。ちんすこうが食べたくなります。
でも、この作品の本質は別のところにあると思います。
輝きを放つのは、「妄想で現実を支配する」って主人公の中二病パワー!
それこそが、この作品の核なのです。
この能力は、敵キャラを倒すための戦闘スキルとして活用されます。
でも、それだけじゃない。
作品そのものを推進させる強烈なエンジンなんです。
妄想で現実を変えることができるけど、なんでも出来るわけじゃないんです。
最高にクールで中二病じゃないと、現実を変えられないんです。
この制約が、物語を痛快にします。溢れかえるような中二病展開、中二病ワード!
作中で主人公が書いた黒歴史ノートの内容が、作品全体の展開や描写を規定する。
極めてメタ的な構造を持った作品なのです。
かつて罹っていた人、そうでない人。今も罹っている人。
全ての人に推せる、唯一無二の中二病ワールドです!
第一章まで拝読させて頂きました。
スタートからの引き、厨二病に至るまでの薫くんのエピソード。そして幼馴染と相思相愛やったねこれからウキウキ青春ライフスタートだ♡なんて展開は暗黒神様がお許しになりません。
プロローグのヤンキーとのバトル。薫に宿る暗黒神。
設定は薫に委ねられているので、エヌマが最強であるのは薫の妄想具現力が鍵。
そして裏設定の反動。あ、あれ・・・腹筋崩壊するほどのパワー。
どうして俺はこんな設定にしてしまったんだ!
エヌマの暗黒神らしきセリフも厨二心を絶賛擽るので読んでいてとても楽しい。
ラブコメ部分あり、シリアスシーンあり、バトルもあり、現在進行形の厨二病である私には3度も4度もおいしく楽しめる作品です。
個人的に第一章ラストに出てくる妹さんの破壊力にすべてもっていかれました。
気になる方は是非、第一章最後までご堪能ください。暗黒神と薫くんの戦いに、今後も要チェック☆