“自分”を取り戻す、“存在”をめぐる青春の物語。

高校生・将介のまわりで、違和感が連続する。

「将介が飛び降りた」と言われ、
「土足で校内を走り回っていた」と叱られ、
気づけば“自分”がやってもいないことで責められている。

——冗談にしては不穏すぎる。悪意にしては、説明がつかない。
だが確かに、“誰か”が将介の存在を生きている。


そんな中で出会ったのは、訳ありの中学生ふたり——レイとタクト。

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自分とは何か。

笑っていたはずの日常が、いつの間にかじわじわと崩れていく。
ユーモアとリアルな焦燥感が交錯する、
“存在”をめぐるスリリングな青春SF。

奪われた日常を、そして「僕」を取り返す物語を一緒に追いかけましょう!

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