概要
嘘つきは指を賭けて笑え。裏切りは指先から始まる。
「グーは安全。チョキは2本。パーは全部──」それは、“指”を賭けた、狂気のじゃんけんゲームだった。集められたのは3人の男女。元証券マン、元教師、そして素性不明の青年。勝てば大金。負ければ、指を失う。ルールは簡単、でも逃げ場はない。ただのじゃんけん。でも、命の重みは等しくのしかかる。協力か、裏切りか。笑う者、震える者、黙して見つめる者──果たして最後に“全て”を手にするのは誰だ?
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!指一本の重みが心を炙る、嘘と真実の攻防譚 3人の選択が運命を変える熱戦
『指を賭けたじゃんけん』という極限の単純ルールが、人の心の温度差と嘘の重さをむき出しにする快作でした。無機質な部屋、プレゼン調で淡々と進行するミスターX、手の選択制限や賞金テーブルが読み手の計算まで巻き込み、ページをめくらせます。とりわけ印象的だったのは2場面。第2話、青井カイが「パーを出す」と公言し、本当にパーで取りにいって3000万円の『獲得権利』を得る一手。守りのグーに固まる赤川と黄澤の『恐れ』を利用して、宣言そのものを支配力に変える瞬間のゾクリとした説得力が見事です。もう一つは第6〜7話、公園での呼び出しと「助けて!」の一声で元教師・黄澤が容疑者へと転落する経緯。USBの告発、交番の…続きを読む