概要
『友人』の価値について
東京都杉並区。久我山を流れる神田川沿のベンチに、
二人の男子校生が並んで座っている。
二人とも坊主頭で、一人の膝の上には立派なスイカがひと玉、乗っている。
二人はこれのことを食べ物とは認識しておらず、『友達』だと言い張る。
時間は川のように流れ、そして、今日もwi-fiは、ない。
二人の男子校生が並んで座っている。
二人とも坊主頭で、一人の膝の上には立派なスイカがひと玉、乗っている。
二人はこれのことを食べ物とは認識しておらず、『友達』だと言い張る。
時間は川のように流れ、そして、今日もwi-fiは、ない。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!解答を期待してはいけません。
結局分からなかったけど、充分楽しめた。
そもそも、“分かろう”“理解しよう”とか思ってはいけないのに、現実の理の世界で長く生きすぎてしまったのだろう。
村上春樹など純文学(村上作品が純文学かどうかははっきりしないが)の作品を読んだ時、私は同様のモヤモヤが残る。彼の作品の中で起きた殺人には、動機が示されてなかったり、深い穴に落ちた男がなぜそこにいるのか分からなかったりするからだ。
村上作品は多分、文体を味わうなどの読み方をしないといけないのだろう。
噛み合わない会話とか、スイカが池田とかとにかく大好きな不条理の世界のはずだったのに、私はそれに答えを期待してしまった。
反省を踏まえて、…続きを読む - ★★★ Excellent!!!これは、和製デヴィッド・リンチの作品か!? スイカを巡るシュールな物語
こ、これは一体何が起こっている……!?
冒頭から読み進めていく内に、「なぬ?」となる現象が起こり始めます。
谷戸と五郎三郎の二人が川辺でとりとめのない話を繰り広げる。この感じ、「セトウツミ」みたいな「ひたすら会話」なシチュエーションコメディのようなものかな、と思って読者は読み進めることになります。
だが、何かがおかしい。
抱えているスイカのことを「池田」と呼ぶ。そして、毎回エピソードの最後で池田が川に落とされる。
時には謎の女性が現れ、そのスイカ(池田)を売って欲しいと言う。
……何が起こっている? この男子高校生が抱えているようなスイカ、どうして買いたいって思うのか…続きを読む