部隊長対抗大会篇

第17話 部隊長対抗大会開始

宴酒が去っていった2週間後襾旧市かきゅうし八丁目で年に1回行われる「部隊長対抗大会」が始まった。


部隊長対抗大会

ルール

・殺しては行けない

・全力で楽しむ

想極力クレエの具現化は禁止


「…あいつ宴酒が来たのにこんな余裕な感じで大丈夫なんですか?」

と鬼失は音音おとねに訊いた


「ああ大丈夫っすよ、今日だけは他の別の街否狂などがいる街からの侵入は防がれてるっす」

「えっいつも防いでいたらいいんじゃあないですか?」

「あー、これは山國 全王総隊長の寿命1年を犠牲にしてるっすから…できないんすよ」

「なるほど」


「これから〜!第48回 部隊長対抗大会を開始します!

今年の司会は15番隊長夢無 狂巳めぶ くるみでーす!」

(未来選択で司会を選んだのは内緒ね)

「うおお〜!」

そこにいた参加者全員が喜んだ

「試合が始まった瞬間煙草たばこ禁止で〜す」

「お〜!」

「今のうちに吸っておきましょう〜!」

「おぉ!」


ルーレットによって公平にこのように決まった


第一回戦

1番隊 VS 5番隊

第二回戦

3番隊 VS 17番隊

第三回戦

9番隊 VS 10番隊

第4回戦

4番隊 VS 7番隊

第5回戦

2番隊 VS 6番隊

第6回戦

12番隊 VS 13番隊

第7回戦

8番隊 VS 11番隊

第8回戦

14番隊 VS 16番隊


シード15番隊


〈1回戦〉

1番隊 VS 5番隊

「5番隊隊長さんよ〜」

─1番隊隊長 蜂喰 芳未ばっくう よしみ

想極力クレエ─『lucky幸運

「こんにちは、能力がよくわからない1番隊隊長さん」

─5番隊隊長 蛞要 坐中かつよう ざちゅう

想極力クレエ─『好色演舞こうしょくのまい


ready…fight…!


lucky幸運1/3ワン・スリー


「じゃんけん…」

芳未は突然じゃんけんをした


「ポイ」


芳未…パー

坐中…チョキ


「負けちゃったか〜」

芳未は軽く悔しがった


「そうですね〜じゃあ私の攻撃のターンですかね」

好色演舞こうしょくのまい金色こんじき

坐中が言った途端、金が宙から降ってきた


「おっ、ラッキーこれもらって行くぜ、お前の能力は金を生成する能力なのかー?」

芳未は目を輝かしながら言った


「違う、その金は酸だ」

その瞬間、芳未が持っていた金は溶け始めた


「くっあぶね…」

溶け出した瞬間、金は坐中の方にあった


「なん…ですって」


好色演舞こうしょくのまい白金しろがね

その瞬間金と銀は相殺した


「「どうやった?」」

2人は同時に言った


「俺のlucky幸運は、運・確率を操れるさっきのは「トンネル効果」の確率を下げて再現可能確率を上げた」


トンネル効果… 原子サイズの粒子が障壁を通り抜ける現象の事


「私の好色演舞こうしょくのまいは対象的な色をぶつけるとその色同士は融合しながら消滅する」

「なるほど」


坐中はささげた


ささげる…両手を挙げ、尊敬をする行為


「な、なんだよ…急に」

芳未は困惑した


「今の数発の攻撃で解りました、貴方とは相性が悪い…」

「なるほどそれで、降参したいと?」

「ああ、そう思っていたがやっぱりその必要はないみたいだな」


「言ってたかったが、私のクレエは対称の色を融合し消滅し2分後にその融合技が出される」


「なん…だと?」


好色演舞こうしょくのまい-融合技『金銀大爆発こんぎん・エクスプロージョン

金銀の四角形の駒のようなものが降り注いだ


lucky幸運

その瞬間その駒は全て坐中の方へ行った


「なに…?これはの技じゃないのか…?」

「言っただろ、確率を操るって」


「…なるほどな降参だ」

坐中がいった


勝者─蜂喰 芳未ばっくう よしみ

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リクリト フランヌ @furannnu

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