守護騎士様は聖女様を独り占めしたい

 主人公は辺境の地で『雪雫の薬鋪』を営む薬師でした。

 ある日、主人公の店に聖女様に仕える守護騎士様たちがやってきて、聖女判定に使用する水晶を主人公にかざしますが、水晶は主人公の前で割れ、『銀鈴蘭の聖女』だと宣言されます。

 しかし、ハーフエルフである主人公は薬屋を閉めたくないと、帝都の大神殿行きを断ります。

 守護騎士様たちはあっさりとそれを承知しますが、銀鈴蘭の聖女の筆頭守護騎士が主人公の護衛として残ることが条件でした。

 薬屋の屋根裏部屋に居候を決め込む守護騎士様と主人公のドキドキの共同生活がはじまります。

 ——守護騎士様は主人公を帝都に導くくとができるのか?

 ——護衛の守護騎士様と主人公は恋に堕ちてしまうのか?

 凛々しくも逞しくもあるはずの守護騎士様が主人公の前では従順で、その甘々デレデレな溺愛ぶりがとまりません。

 その様子が微笑ましくもあり、滑稽でもあり、可愛くもあり、拝読していて読者のニヤニヤも止まらないでしょう。

 聖女様を独り占めしたい守護騎士様。
 その願いは叶うのか……。

 異世界恋愛ファンタジー。
 作者様の世界観に魅了されます。

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