日常に空いた穴から覗く異世界

5章まで読んだ感想です。

宗教的な街の描写が秀逸です。聖燭教という宗教、大聖堂を中心とした生活、巡礼者の存在など、中世ヨーロッパ風のファンタジー世界が丁寧に構築されて街の人口や信徒の割合まで具体的に設定されており、リアリティがあって物語に没入しやすいです。

まどいをはじめ、エリナの押しの強さと優しさ、ルーカスの不良っぽさと実は責任感が強い部分など、それぞれに個性があり、感情移入がしやすいのも良いですね!

今後、まどいが自分の罪と向き合い、どう成長していくのか楽しみにしたいと思います。

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