巫女と兵士が織りなす、重厚で美しいファンタジー

現状読ませていただいた34話までの感想です。

まず、世界観の構築力が素晴らしいです。聖巫教と王国軍の対立、先鋒部隊の立ち位置、魔法システムなど、複雑な設定を自然に物語に織り込まれており、特に「魔法」という力の仕組み(ギストの意思+シャーリーの"鍵")が段階的に明かされていく構成がとても面白いです。

戦闘シーンにおいても、夜襲シーンや緋雷将軍との対峙など、読み手を引き込む臨場感のある描写が圧巻です。

聖職者たちの陰謀、緋雷将軍の真意、ギストの出生の秘密など、私が読んだ現段階では多くの謎が残されており、続きが非常に気になります。特にシャーリーの黒髪に関する伏線の回収がどうなるのかワクワクです。

王道ファンタジーの要素を押さえつつも、独自の魅力を持った非常に読み応えのある作品だと思います!ぜひご一読していただくことをお勧めします!

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