恐ろしくも深くやさしい暗黒の洞の先に見える一点の光

3話目で泣きました。すこしだけSF的要素もあるけれど、それをも忘れさせるほど、命の尊さ、人生の深さを問いかける、恐るべき恋愛小説。男女の愛、家族の愛、自己愛、それらすべてが、作者の涼しげな、どちらかというと淡々とした文章にまとわりついて、読者を引き込んで離しません。完結が待ち遠しいです。

その他のおすすめレビュー

幌井 洲野さんの他のおすすめレビュー42