『魔法』と徹底対峙した「怪作」かつ「快作」

『魔法』って創作上、とても便利な概念。共通部品、共通ライブラリなんですよね。何か超常な現象のその一言で片付けられる。でも、「魔法少女ジュディシャル*エリサ」はそこに踏み込んで、物理学的解釈での裏付けに踏み込んだ。

その上で物語として成立させちゃうんだから、これもう凄いことですよ。

瞬間的に気持ちよくなれる読者体験こそが正義で、タイパ至上主義的になりがちな現代に、この作品叩きつけて物申したい。忙しいし、創作物は数多あるから、手早く楽しみたいってのも痛いほど分かる。でも、それだけだと得られない感動体験がここにあるんだと。

やたら四苦八苦した挙句にゲームクリアして感動覚えたことってありません?あれに似た何かが、ここにあると私は思うのです。
(あ、決して「ジュディエリ」が難解だとか言いたい意図はありません。そこは申し添えておきます)

鵠先生、俺、こういうの待ってました。
多分、一生忘れないッス。

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