「いいえ、これはれっきとした『現実』よ」
- ★★★ Excellent!!!
ごく普通の男子学生・関本良太は、職場体験の希望先を書かなかったせいで、とある老舗旅館での仕事が割り振られてしまった。
深い霧に包まれた森の中、突然現れたのは、空へ地の果てへと無限に広がる老舗旅館『昼辺・瑠斗無限旅館(ひるべるとむげんりょかん)』だった。
廊下、客室番号、そして和の空間が果てしなく続き、広さも高さも天文学的数字だ。
良太の小さな常識は、いとも簡単に崩れ去る。
彼を待ち受けていたのは、女将・仙台千代だった。
『美』の雰囲気を醸し出す妙齢の女性だが、ここでも常識は通用しない。
なぜなら、彼女の人数も無限大だから。
「「「「うふふふふふふ♪」」」」
逃げ場はどこにもない。
3泊4日、良太はこの異常な世界で職場体験をこなさねばならないのだ。
(……俺、生きて帰れるのかな……)
『不可思議』すら超越した異次元和風ファンタジー。
いらっしゃいませ。無限旅館へようこそ!