探偵の青年のもとに依頼人がやってくる。
なんでも、何者かがタイムマシーンの開発に成功したとの噂があるので、その真偽を調べてほしいのだという。
青年・葉室 莢累は軽く応じるが──。
レビューを書くためにまた最初のお話を読んでみましたが、ああ……なんてことでしょう!
いえ、落ち着かないといけませんね、この作品の魅力は物語だけではないのですから。
こちらの作品、気づいたことがあったらコメントに書き込んでいいのです。
あれこれ考えながら読むことの楽しいこと楽しいこと!
それから、提示される謎を解くのには必要ありませんが、作者さまの別作品も読んでおくと、いろいろなところで「おっ?」と思えてより楽しめます。
作者さまのノートからその作品がわかりますので、まずはこちら、次にそちら、それからこちらに戻ってくるというのもとても楽しそうです。
ちょっと最初のお話に戻ったことで最後まで読んだあとの感情が増大して大変なので、これでおしまいにいたします。
おすすめです、ぜひぜひ。
【過去は起源の起源にすぎず、かつ衰退の兆しにすぎない】― H.G.ウェルズ
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令和の時代、ついにタイムマシーンが完成した。
……という話を聞いた、名探偵・莢累(きゃるい)は、「噂の出どころを確かめる」という依頼を受けた。
タイムマシーンがあるとされるのは、シャッター商店街の一角にある靴屋だった。
潜入調査をするものの、タイムマシーンらしきものは見当たらない。
落胆して帰宅しようとするも、外ではおかしなことが起こっていた。
商店街は活気にあふれ、カレンダーには“1989年(平成元年)1月8日(日)”と書かれているのである。
「まさか、本当にタイムスリップしたってのか……?」
驚いた莢累は商店街の街並みを散策するが、やがて奇妙なことに気がついた。
この時代にはいないはずの、▓▓▓が存在しているのである。
莢累はニヤっと笑うと、とある店の前で足を止めた。
「これは本物の過去じゃない。作りが甘いぜ。」
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はたして、タイムマシーンの正体とは何なのか……?
シンギュラリティに到達したとき、あなたは必ず騙される🫵