概要
虐げられていた令嬢は鬼神と復讐を始める──。
十九歳の香森琉生は、わがままな妹に婚約者も宝物も、すべて奪われてきた。
ある日、妖魔に襲われかけたところを鬼神の力を宿す男、御影燈夜に救われる。
事情を知った燈夜は琉生にある提案を持ちかける。
「そいつに思い知らせてやればいい。君が受けた苦しみを」
琉生は燈夜と共に復讐を始める──。
香森琉生(かもり るい)
御影燈夜(みかげ とうや)
ある日、妖魔に襲われかけたところを鬼神の力を宿す男、御影燈夜に救われる。
事情を知った燈夜は琉生にある提案を持ちかける。
「そいつに思い知らせてやればいい。君が受けた苦しみを」
琉生は燈夜と共に復讐を始める──。
香森琉生(かもり るい)
御影燈夜(みかげ とうや)
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!きっと彼女には、物には代えられない大切なものが、受け継がれている
妹に何もかもを奪われてきた主人公が結婚相手を奪われるところから物語は始まります。
読みどころの一つともいえるポイントは、この始まりに詰まっているのです。
主人公は妹にとあるものを取られそうになり、これだけは譲れないと抵抗をするのですが、そのせいで父に酷い理不尽を押しつけられることになります。
この場面の心理描写とキャラクターのセリフに、心どころか身体を抉られるような気持ちになりました。
ただ、不思議なことに繊細な表現で綴られているので、読む手を止めることができませんでした。
そこからは一話で受けた特大のフラストレーションを抱えつつ、読み進めていただければきっと心地の良い結末を迎えられる…続きを読む