これは、癖と個性と才能の塊!!!

いやあ、すごいものを読んだ気分にございます。
どうやってこんなの思いついたのです!?

読み終えた今、私も「あぶぶ、あぶぶ」としているわけですが。


まず物語は、不穏な歌で始まります。
歌を途中で止めると、『お奉行様』に怒られるのだそうだ。

全体的に田舎村のほのぼのとした空気と、
なんとも形容し難いおどろおどろしさが同席した、不安定な世界観で語られる、『ある奉行』の物語。を、語った物語。

絶妙な言葉のリズムもさることながら、聞いたことのない日本語はまるで個性の塊!

これ、ほんとすごいですよ!?

久々に文学で圧倒され申した……。


強くおすすめいたします!! ご一読を!!