いやあ、すごいものを読んだ気分にございます。
どうやってこんなの思いついたのです!?
読み終えた今、私も「あぶぶ、あぶぶ」としているわけですが。
まず物語は、不穏な歌で始まります。
歌を途中で止めると、『お奉行様』に怒られるのだそうだ。
全体的に田舎村のほのぼのとした空気と、
なんとも形容し難いおどろおどろしさが同席した、不安定な世界観で語られる、『ある奉行』の物語。を、語った物語。
絶妙な言葉のリズムもさることながら、聞いたことのない日本語はまるで個性の塊!
これ、ほんとすごいですよ!?
久々に文学で圧倒され申した……。
強くおすすめいたします!! ご一読を!!