「もう働きたくない」その理由が、こんなにも優しくて、苦しいなんて。

婚約破棄されたことをきっかけに、辺境の村でひっそりと暮らす元騎士。
静かに生きたい彼には、もう働きたくない理由がありました。
それは、怠けたいからではなく、“調律”という特別な力に秘められた、胸に迫る代償のせい。

無理に誰かを助けようとはしないけれど、目の前で困っている人を放っておけない。
そんなこんなで「思わず働いてしまう」彼と、温かな村人たちとのやりとりに、
クスッと笑えて、心がじんわりとほどけていきます。

パンの焼ける香りや、猫のふわふわとした毛並みすら感じられるような、穏やかで優しい世界。
そこに漂うのは、ほんのりとした切なさと、決して消えない温かさです。

読みやすさも抜群なので、ぜひ気軽に読んでみてくださいね!

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