繰り返される悪夢のカウントダウンが緊張感を高め、読者を少しずつ核心へ引き込む構成が秀逸。勇者の「殺さない」という選択は単なる慈悲ではなく残酷な刑罰として提示されるのが非常に怖く、かつ大変に印象的。魔王視点で描かれる屈辱が、むしろ勇者たちの恐ろしさを際立たせているように感じた。怖かった。
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