概要
二人称の物語――勇者である君は妖精と共に冒険をする
二人称視点の小説です。といっても途中で一人称になりますが。
●あらすじ
勇者クレインは妖精のフェルと共に、魔王を倒す旅をしていた。
クレインはフェルが頻繁にくれるアドバイスにとても助かっていたのだが……
●あらすじ
勇者クレインは妖精のフェルと共に、魔王を倒す旅をしていた。
クレインはフェルが頻繁にくれるアドバイスにとても助かっていたのだが……
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!この入れ子細工は、果たしてどこまで続いているのか?
ゲームな設定の使い方がとても面白いです。
「主人公」として登場するのは、RPGの勇者的なポジションにあるフェル。
しかし、自分自身の取っている行動に疑問を持ち始める。冒険をしているつもりが、どうも自分が何者かに操作されているように感じられて。
そうして「誘導」から脱却しようとして、別の行動に出ようと決めるのだが……。
ここから本作の「仕掛け」が発動します。
もしも、RPGの主人公に心があったら。知らず知らずに「意思決定」に干渉を加えられ、自分で考えて行動していると思ったことが、実は別の誰かの手で操作されているものだとしたら。
そういう「漠然とした不安」が描き出されて行…続きを読む